遷移を手がかりとして 2
土壌が発達すると、草本植物だけでなしに草本植物の中にまじってハコネウツギ、オオバヤシャブシなどの陽性低木が生育します。
さらに陽性の低木が落ち葉をおとして、それが土壌生物によって土壌形成が進み、より土層が厚く発達します。
そこには陽性高木のエゴノキ、ミズキ、ヤマザクラなども生育してきます。
これらの陽性の高木の中には、当然同じ落葉樹の亜高木・草本植物が生育し、森らしき形を形成するのです。
さらに、これらの陽性の夏緑広葉樹林よりも土壌の発達した安定立地でより競争力の強い、その土地が本来の照葉樹林帯であれば常緑広葉樹のスダジイ、タブノキなどが高木層を被います。
亜高木層には、ヤブツバキ、モチノキ、シロダモ、カクレミノが発達します。
そして、低木層にはアオキ、ヤツデ、ピサカキ、草本層にはシュンラン、ヤブラン、ベニシダ、ヤマイタチシダなど何れも常緑植物が発達します。